給湯器は「修理」か「交換」どちらがいい?
公開日: 10月20日 2025
こんにちは!
ゴリラパパです🦍✨
「シャワーの温度が安定しない」
「リモコンにエラー表示が出ている」
など給湯器の調子が悪いとき、
給湯器の「修理」をすればいいのか、
それとも「交換」をすればいいのか、
判断に迷いますよね。
基本の判断軸は、「設置から10年」です。
給湯器の設置から10年未満の場合は、
修理で給湯器を延命できる可能性があります。
逆に給湯器の設置から10年以上の場合は、
メーカーによる部品供給が終わっており、
修理ができなくて交換を選ぶケースが多いです。
「修理が可能なら、交換を選ぶことはないのでは?」
と思うかもしれませんが、
実際はそうではなく、
給湯器を交換することで得られるメリットを求めて、
給湯器を早めに買い換える人も多いです。
今回の記事では、
- 給湯器の「交換」より「修理」が適しているケース
- 給湯器の「修理」より「交換」が適しているケース
- 修理が選べる場合であっても給湯器を交換するメリット
について、解説します。
目次
給湯器のこんな症状で悩んでいます!

以下は、お客様に多く聞かれる給湯器の症状です。
- リモコンに何かエラー表示が出ている ※特に多い
(上記の状況で、「電源を抜き差しして騙しだまし使っているが、もう限界のようだ」という相談が多いです。) - 給湯(シャワー・台所・洗面所)はできるが、自動湯張りができない
- 自動湯張りはできるが、給湯(シャワー・台所・洗面所)ができない
- シャワーの温度が安定しなくなった
また上記ほど多くはないですが、
以下のような症状も聞かれます。
- リモコンの表示が消えてしまって、温度などが分からない
- 追い焚きに時間がかかるようになった
- 自動湯張りの途中で、止まってしまう
- お湯は使えるが、設定温度よりぬるい・熱すぎる
- 給湯器本体から、水漏れしている
- 自動湯張りや追い焚きの際、給湯器から大きな音が出て心配
- 浴槽のアダプターから、お湯がちょろちょろと出続ける
なお、給湯器の交換目安が10年であることについては、ご存じでない方が多い印象です。
給湯器の「交換」より「修理」が適しているケース
給湯器の設置(製造)から10年未満であれば、
メーカー修理が可能なケースが多いため、
希望すれば「修理」という選択肢もあります。
基本的には、給湯器を交換するよりも、
修理に留めるほうが、費用は安く済みます。
ただし、複数箇所が故障している場合は、
そのぶん修理費用が高くなります。
例えば、『エコジョーズ』など省エネタイプの給湯器では、
給湯器内部に「中和器」という部品があります。
中和器は、
熱回収の際に発生する酸性の水を、
中和して排出するための部品で、消耗品です。
運転が多い給湯器の場合は劣化が早いため、
中和器だけ交換するケースも時々あります。
給湯器の「修理」より「交換」が適しているケース

給湯器の設置(製造)から10年以上が経っていると、
メーカーの部品供給が終わっている場合(修理不可)が多いため、
「交換」をすることになります。
またエラーの内容によっては、
修理用部品の有無に関わらず、
修理自体が難しい(もしくは高額になる)ということがあり、
その場合も交換がオススメです。
例えば、
- 燃焼系のエラーが起きている場合
- 煤(すす)やサビなど外観上の劣化が酷い場合
⇒ 外観の劣化が酷い時は、内部の劣化も進んでいることが多い - 給湯器本体の内部から水漏れしている場合
⇒ 漏水がひどくなると、基盤などの電気系統をショートさせてしまう可能性もあり
では、給湯器の交換をオススメします。
なお、給湯器の交換目安が10年であることは先述しましたが、
実際のところは、12~13年で交換する人が多いです。
家族構成によって、
つまり「どれくらい給湯器を使っているのか?」が、
給湯器の寿命に関連しているようですが、
あまり使っていない給湯器が7~8年で壊れることもあるため、
「給湯器の寿命は絶対10年」とは言えません。
給湯器が壊れて困った経験
(1週間銭湯通いをした・工事が混み合う時期で予約が全然取れなかったなど)
がある人は、早めの交換を希望する傾向があります。
ちなみに、
台所や浴室のリモコンの表示が消えて操作できないケースでは、
リモコンだけ交換することが可能な場合もありますが、
給湯器ごと換える人のほうが多いです。
そして20年以上前から使っている給湯器は、
耐用年数をかなり過ぎており、
いつ壊れてもおかしくない状態なので、
急に壊れて不便になる前に、
なるべく早めに交換することをオススメします。
給湯器の「修理」も「交換」も選べる場合に「交換」を選ぶメリット

ここまで述べたように、
基本的には「修理」よりも「交換」のほうが適していることが多いため、
業者は積極的に修理を勧めることはあまりしません。
状況的に修理も選べる人が、
給湯器の交換を選ぶメリットは、
月々の光熱費を安く抑える選択ができることにあります。
例えば、非『エコジョーズ』の従来型の給湯器を、
『エコジョーズ』に交換することで、
月々の光熱費を安くすることができて、
環境にも優しい選択となります。
ちなみに当社で現在、
給湯器を交換するお客様で戸建住宅にお住いの場合、
95%以上は『エコジョーズ』を選んでいます。
給湯器について詳しく調べられた人の中には、
先述した「内部の中和器が消耗品であること」
について懸念を持たれる人もいますが、
10年スパンで考えると、
中和器交換代を含めてもおトクになります。
(中和器の不具合は発生せずに、設置から10年経って、
次の給湯器に交換するケースもかなり多いです。)
まとめ
以上、給湯器の「修理」か「交換」か悩んでいる人に向けた情報を、
お届けしました。
<給湯器の「交換」より「修理」が適しているケース>
- 設置(製造)から10年未満のケース
- 『エコジョーズ』の「中和器」など部分交換ができるケース
<給湯器の「修理」より「交換」が適しているケース>
- 設置(製造)から10年以上のケース
- 燃焼系のエラーが起きているケース
- 煤やサビなどの外観上の劣化が酷いケース
- 給湯器本体の内部から水漏れしているケース
<給湯器の「交換」をするメリット>
- 『エコジョーズ』など省エネタイプに換えることで、月々の光熱費を削減できる
10年以上、特に20年以上使っている給湯器は、
いつ壊れるか分からない状態です。
業者に早めに相談をして、
「修理」すべきか「交換」すべきか、
アドバイスを貰うとよいでしょう。
些細なお困りごとや疑問点なども、
ぜひ給湯救急までお問合せくださいね!
ゴリラパパでした〜〜🦍✨

